06A:第6回 プレゼン・生成AI(3)・最終レポート
★今回から対面/オンライン自由★
【目次と関連記事】
◆0.はじめに
◆1.最終レポート課題の確認
◆2.プレゼンテーション入門
◆3.プレゼンテーションソフトの使い方
◆4.自己紹介プレゼン
◆5.生成AIの課題と未来を考えよう
◆<最終レポート>
◆0.はじめに
◎出席: 今日のrespon:13:20開始,締切は15時
https://gyazo.com/54b97425de1e0b235a1cf42483089403
1. 「教室番号/参加場所」
2. キーワード:授業の冒頭に口頭で伝える
3. 前回の内容の自己評価
★今回の内容★
本日はプレゼンテーションソフトと生成AIの3回目です.
プレゼンテーションソフトはImpressを使います.
生成AIについては最後になります.生成AIの問題や社会への影響について考えていきます.
今回の課題と最終レポート課題は提出期限が異なるので注意してください.
そして,最終レポートの課題を提示します.
◎今回の注意
★今回は課題提出の期限が変わっています.
1. 今回の課題( プレゼン )の提出期限
今回の課題の提出期限は,5月21日(火) 23:55 とします.
今回の課題は早めに出して,早めに最終レポートに取り組んでください.
2. 最終レポートの提出期限
今回は最終レポート課題があります.
最終レポート提出期限は,5月28日(火) 23:55 とします.
※注意:最終レポートは,再提出の機会はありません.試験の代わりのレポートなので,提出期限後ただちに評価します.期限までに必ず提出してください.
★過去の課題提出★
第1回から第3回までの課題で未送信分がある場合には速やかにメール送信して提出しなさい.
※対象となるのは未送信(未受理)のものに限ります。
第4回課題,第5回課題の未提出者はmanabaに提出しなさい.
第4回課題についてはmanabaで ひとりずつコメントをつけています.
提出済みのレポートをクリックすると,コメントが見えます.ちゃんとコメントを読み,次回のレポートの向上に活かしてください.
※締切後提出者にはコメントはなし
★レポートへの注意★
課題の解説にて再提出等について指示があるのでよく聞いて下さい.
PDFファイルの形式や内容が整っていない例があります.
提出前に,必ず自分でPDFを開いて内容を確かめて,おかしな点があれば元のソフトで修正し,エクスポートしなおして下さい.
☆Tips☆ 学内でスキャナの使い方をまとめました.参考まで.
※手書きグラフやノートをワープロに貼り付ける時,スマホで写真よりも確実
では今日もがんばりましょう.
◆1.最終レポート課題の確認
今回提示の最終レポートの前に,再度確認する.
a. 第1回~第5回までの知識・スキルだけを使う
b. これまで使ったアプリを使う
c. 準備のための宿題をやっていればかなり楽
いままでの準備課題は以下の通り.
いまさらだが確実にやれているかどうか,確認すること.
◆2.プレゼンテーション入門
プレゼンテーション( 以後プレゼン )とは,他人( 複数であることが多い )に対し, あるまとまった内容のものを分かってもらうように,資料などを提示しながら説明することである.
自分が調査研究した結果を発表する
新しい商品を顧客に提案する
新商品やイベント企画を社内の経営陣に提案する
など,プレゼンは大学での研究はもちろん,社会に出てからも非常に重要なスキルである.
プレゼン資料を作成するソフトとしてはMicrosoft PowerPoint( 通称パワポ )が有名だが,本実習ではほぼ同じ機能を有したLibreOffice Impressを用いる.
しかしせっかくなので,プレゼン資料を作ったら,それを使って人に伝える練習をぜひやってみてください.始めはまず「推し・好きなものをアピールする」などがやりやすいでしょう.
例:「Skilletの歌が心に響く3つの理由」「私はけしてタイガースを見放さない」等々
まず,プレゼンテーションについて,次のリンクの文書をよく読みなさい.
次に,自分のプレゼン資料をチェックする際の参考サイトを挙げておくので, 今回の課題作成の参考にすること.
※ビジネスマン向けだが,応用はできる.
☆ひとこと☆ 「プレゼン資料」などで検索すれば,ビジネスマン向けのプレゼンのための参考サイトや参考書がうじゃうじゃ出てくる.これは
社会人になればプレゼンがいかに重要かということ,
そのために多くの人が切磋琢磨していること,
それをネタに多くの人が金儲け経済活動していること
etc...の証拠でもある.
◆3.プレゼンテーションソフトの使い方
教材としてオンラインテキスト「プレゼンテーションソフトの基礎」を使う. 下記より自PCにダウンロードして読みなさい.
※このテキストは,Ubuntu Linux版ver6.4での操作を元に書かれている. 細かい点は違いがあるので注意すること.以下に,ver.7.6と異なる点を簡単にまとめた.
★★実習★★ 実際に作成
上記教材を読み,入力例を実際に入力・操作して機能を確認し,教材内の練習問題に取り組みなさい.
入力例は,1つのファイルで作業し,次のように保存しなさい.※提出は不要
ファイル名:impress01.odp
保存フォルダ:各自PCの実習用フォルダ
◆4.自己紹介プレゼン
次に,実際にプレゼン資料を作成してみよう.
★★実習★★ 自己紹介資料を作る
自己紹介用のプレゼン資料を作成しなさい.資料の条件は以下の通り.※提出はしなくていい
ページ数:表紙+3~5枚 ← 3分程度のプレゼンを想定
ファイル名:self-intro.odp
保存フォルダ:各自PCの実習用フォルダ
※自分が発表するつもりで作成し,できればその資料を使って発表練習をしてみよう.← 一人でやってもいいし家族や友人に聞いてもらうのも良い
※ひとこと:資料のデザインについて※
ImpressやPowerPointにはプレゼンテキストにもあるように,アニメーションやページ切替時の視覚効果など,装飾的な機能がある.
いろいろいじって工夫してみるのはよいだろう.
しかし,概して,いろいろ盛り込みすぎた資料はゴテゴテして見にくい.
自分が聞き手だったらそれを見て数秒で理解できるかどうかを考えて作ろう.
全体としては "Simple is the best." と考えるべし.
★★実習★★ 自己紹介を録画する
自己紹介プレゼン資料 "self-intro.odp"ができたら,それを使って実際に声を出して自己紹介しなさい.
練習なので,人前でなくてもいい.
この紹介の様子を,音声を含んで画面録画しなさい.画面録画の方法は以下を参照.
プレゼンは,スムーズにできなくてもいい.何度でも練習してよい.
自分で思ったよりもゆっくり喋ると聞き取りやすい.
改善するには,録画を再生して自分のプレゼンを視聴するとよい.
録画したファイルは提出する必要はない.
※せっかく録画したので,一度は最初から最後まで再生してみよう.自分がどんな声でどんな話し方をしているのか,冷静に聴いてみるのはとても勉強になる.
◎動画ファイルの共有◎
録画した動画はサイズが大きい.プレゼン動画は比較的動きが少なく,目安として1分30MiB程度である.
つまり,3分で90MiB,5分で150MiB程度になる.これはいわゆる動画ファイルとしては小さいほうだが,このままmanabaで提出することはできない.
※manabaのファイルアップロード上限は50MiB
対策としては,クラウドストレージ( GoogleDrive,OneDrive,iCloud 等)を利用する.
1. クラウドにアップロードし,
2. 「共有設定」をした上で,
3. そのファイルの共有リンク情報( URL )を取得,
4. そのURLをテキストファイルにメモして,それをレポートとして提出する
クラウドストレージは無料から有料までたくさんあるが,GoogleDriveとOneDriveは大学アカウントでブラウザから利用できる.以下に,GoogleDriveでファイル共有する手順をまとめたので参考にされたい.
◆3.生成AIの課題と未来を考えよう
最後に,生成AIの最大の争点「著作権」について考え,また今後の課題についてまとめておく.
📝これらについても,必ずノートを開き,メモを取り,自分の考えを記しておくこと.
※提出期限が早いので注意.
◆<最終レポート>
☆付録:プレゼン資料作成のコツ☆
以下に資料作成のポイントをまとめておく.
a. 修飾語は省ける限り省く
b. 文章を書かない
c. 重要な単語を記号でつないで体言止め
▶▶▶ 矢印( ←→↑↓ ),簡単な記号( ▶◀=:+- )等
d. 実際に資料で説明してみる
想定通りの時間で終われるか?
資料のお手本( 1 ) : テレビのニュース解説で使われるフリップボード
← ただし彼のプレゼンはメディア向けのため,1ページが早すぎる,情報量が少ない.したがってあのテンポでは印象に残りにくいなどのデメリットがある.しかし,大きな文字とシンプルな構成は参考にする価値がある.( 推薦 by 藤井 )
※以上は絶対のルールではない.
大切なのは発表を通じていかに視聴者に深く理解してもらうか.
資料だけで全てをわからせようとしないこと.
視聴者の注意を資料を見ることだけに集中させてしまうと,口頭での説明を聞いてもらえなくなる.=「視聴者には眺めさせる.読ませてはいけない」ということ.
以上,資料作りも発表も「習うより慣れろ」.
人前に立つことも含め,数をこなすことを心がけてほしい.
☆付録の付録:プレゼンの本質を考える☆
ここではプレゼンソフトの使い方を学習した. 最初に述べたように,せっかく使い方を学んだのだから,それを使って何かを伝える練習もぜひやってほしい.
本来,プレゼンテーションとはソフトを上手に使うことではなく,
伝えたい事柄を伝えたい人に伝わるように話をすることだ.
とはいえソフトを使うスキルも大切だ.スムーズに資料を提供し話を進めるには,ソフトの操作がスムーズでなくてはならない.ページをめくるのにモタモタしていては話にならない.
※特に質疑応答の際にモタモタする人が多い
一方で,伝えたい材料,対象を見つけないことにはスキルは生かされない.世間・物事に興味/好奇心をもてば,伝えたいことはたくさん出てくるはずだ. まずは小さな話題,小さなグループでいいから,伝えたいことを発見し,プレゼン資料を使って伝えてみよう.
ネットツールを使って他の人にプレゼンしてみるのもよいだろう.
例えば,Teamsには「会議」システムがあり,書き込み可能なチャネルならいつでも会議を始めることができる.
会議を立ち上げて,プレゼン練習をするのも方法だろう.
もちろんZoom, LINE Meeting, GoogleMeetsを活用するのもよい.
また,プレゼンにプレゼンソフトを使わなくてはダメということはない.
最近,クールなプレゼンは「脱パワポ」の傾向が見られる.
同じ内容で,プレゼンソフトを使って伝えるのと,使わずに( 別の媒体または口頭のみで )伝えるのとを両方試してみるのも面白いだろう.
以上.
2024/5/23
原題:"Steve Jobs":Mac,NexT,iMac発表時のスティーブ・ジョブズの苦悩を描く